痛みの治療について

椎間板ヘルニアや坐骨神経痛と診断されて、なかなか痛みが軽減していかない方がいらっしゃいます。手術を勧められたり薬や注射で対処される事が多いと思いますが、薬や注射が悪いというわけではありません。薬や注射で一旦痛みを断ち切るも大事です。

しかし体の痛みやしびれの原因は筋肉にある事が多く、鍼灸治療で対応出来るケースが沢山あるという事です。筋肉にコリが出来て固くなったり、引きつったりすると、関節の動きに影響したり、中を走る血管を圧迫して血流が悪くなったりと良い事はありません。頭痛、手のシビレ、腱鞘炎、五十肩なども多くの場合も、関係する筋肉に対して治療をすると軽減・解消する場合が多いです。

●自律神経失調症について

現代においては、社会状況、仕事での悩み、人間関係など、いつの間にかストレスの中で生活している毎日です。このストレスや更年期にみられるホルモンのみだれ(女性だけでなく男性も)から、身体の機能を調整する自律神経がみだれ、めまい・耳鳴り・頭痛・肩こり・不眠・便秘・生理不順・疲労感など原因の分からない症状[不定愁訴]といわれる症状が出てきます。

東洋医学的には、ストレスが溜まると人の体を構成している気(生命活動の原動力)・血(栄養分)・津液(水分)の流れが滞り、それに繋がる「五臓六腑」にも影響を与えます。その反応は体のいろんな所に、痛い・かゆい・くすぐったいなどの敏感な反応として現れてきます。

気・血・津液の流れを良くし、ストレスのある方に多い、背中、肩、首のハリやコリを軽減・解消して、特に脳への血流をよくする事が大事です。

ハリについて

当治療室で使用するハリは、全て滅菌済み1回限りで使い捨てのハリを使用しています。安心して治療をお受けください。※ハリの苦手な方はお申し付けください。他の方法で施術いたします。

お灸について

ぽわっと温かさを感じたたり、最後にチクリと感じる程度です。灸点紙というシール越しに施灸したり、台座のついた灸を使用します。昔のように歯を食いしばってガマンして、やけどの跡が残るような事はありません。

服装について

袖や裾がまくり上げられる柔らかい又はストレッチ素材の服装でお願いします。背中や肩が出にくい場合は、こちらで用意している治療用の患者着に着替えて頂きます。